【特集記事】
「思い立ったが吉日」ということわざがありますが、これは人が何かをしようと決心したら、あれこれと考えずにすぐ実行するほうがよいことを言います。
小学校受験準備にも、このことわざが役に立つのではないでしょうか。
つまり小学校受験準備は親が思い立った時が始めるときなのです。
元々小学校受験を考えるほどの親ですから、受験間際になって始めたりするような暢気な人はいないでしょう。
どの親も子どもをよく観察しながら準備開始のタイミングを測っているのではないでしょうか。
したがって子どもの状態を一番よく知っているのは親ですから、その親が開始の時期を決めたらいいのです。
家庭学習にはも早すぎるということはありません。
今では年齢に応じた様々な教材が市販されていますから、そうした教材を使って年齢に応じた学習から始めればいいのです。
次に教室に通い始める時期ですが、これは学校によって学習内容が異なりますので、志願する学校の傾向を確かめながら、年中になる春ごろからスタートするのがいいのではないでしょうか。
この頃になると子どもは自宅学習を通じて集団の中でも系統だった学習にもついていけるようになっているはずです。
小学校受験準備を年中になるときに始めることができなかった年長になる子どもであっても、もう遅いと諦めることはありません。
年長に進級した後で受験準備を始めた子どもの中にも合格者はいます。
とは言え、こうしたケースは一般的ではなく言わばレアケースと言えます。
したがってこの場合にはカリキュラムや学習方法にはそれなりの工夫が要求されます。
では小学校受験にはどのような内容の学習を行っておけばいいのでしょうか。
それについてある幼児教室では次の内容を挙げています。
<量の学習>
大きさ、長さ、高さについての比較や系列化。
<位置の学習>
上下、前後、左右などの位置関係。
<数の学習>
20までの物の計数、10前後までの数の増減など。
<図形の学習>
図形の構成や分割(パズル)などの学習。
<言語の学習>
正確な言葉を使った話し方、人の話の聞き方や理解力。そのための日常会話の訓練。
<その他の学習>
日常生活で得る事ができる常識的な知識や判断能力。