【特集記事】

普通の親で年収が高くない人もたくさんいる。

私立の小学校受験を考えている人の中には、小学校に入学した後の親同士の付き合いを不安に感じている人が時々います。

特に自分は一般の普通のサラリーマン家庭で年収もそれほど高くない。でも私立小学校に通っている子どもたちの親御さんたちは医者、弁護士などの士業や自営業、起業家、資産家など、高い社会的地位があって高い年収の人たちばかりだから金銭感覚などがずれていてうまくやっていけないのではないかという不安を持っている人がいます。

また、入学できたものの、自分の年収で、その後の小学校6年間と中学・高校・大学と本当に学費をきちんと払っていけるのかが心配と考えている人もいます。

確かに私立小学校の学費は高いです。年間80万円〜180万円くらいします。親も年収数千万円から場合によっては数億円という人もします。

でも、安心して下さい。全ての人が社会的地位が高く年収が高い人ばかりではありません

一般のサラリーマン家庭で年収も平均的な親の子どももたくさん私立小学校に通っています。

平均的な年収でも私立小学校に子どもを通わせる事はできます。ただし、その場合には1点だけ注意が必要です。

私の個人的な意見としては、語弊があるかもしれませんが、経済的な意味で普通の人、社会的弱者の人ほど、子どもを私立小学校に通わせてあげて欲しいと切に思います。

そして、それは以下の事を実践すれば可能です。

子どもの教育に、あなたは命をかけられますか?

子どもを私立小学校に通わせる事ができるかどうかで最も大切な事は、実は親の年収ではありません。

最も大切な事は、親であるあなたが子どもの成長を願い、本気で子どもの教育に命をかけて取り組む覚悟があるかどうかなのです。

例えば、年収1,200万円ある親でも、高級マンションや大きな家を建てて高額な住宅ローンを抱え、高級車に乗り、海外旅行にも頻繁に行くというようでは学費を払う事は難しいでしょう。

反対に、例え年収が300万円〜500万円くらいでも、自分たちの生活水準を落とし、全てを教育費にあてる覚悟があるのであれば、十分に子どもを私立小学校に通わせる事ができます。

自分の生活水準を下げるのが嫌だとか、大きな家に住みたいとか、いい服を着たいとかそういう見栄を全部捨てて、子どもの成長が何よりも自分の楽しみという人であれば、年収なんてそれほど関係ありません。

極端な例で言えば、キッチン・トイレ共同の格安アパートに住むとか、親と一緒に住んで住宅費を浮かせるとか、車なんて当然持たずに移動は全て徒歩か自転車とか。

それくらいすれば誰でも子どもを私立小学校に通わせる事ができるでしょう。

高い住宅ローンを払ったり、高い家賃を払ったり、高い車を買ったり、高いアクセサリーを買ったりするために使ったお金は死に金です。

表現は悪いかもしれませんが、子どもに対する投資の効果は無限大の可能性がありますので、これほどの生き金はありません。

何より子どもの教育というのは、自分の子どもが幸せに暮らしていけるか、社会に少しでも役立つ人物になれるかという極めて大事な事なのです。

人それぞれ価値観が違いますし、どのように子どもを育てるかは自由ですが、自分の収入が低いという不安だけで子どもの教育の機会を奪う選択をするのはやめましょう

収入に余裕があればいいのですが、そうでなくても、本当に現在の水準の家に住む必要はあるのか?車は本当に必要か?何か副業で少しでも収入を増やせないか?など本気で考えれば、以外と小学校の学費くらいなんとかなるものです。

結論として最後にもう一度言います。

子どもを私立小学校に通わせる事ができるかどうかで重要なのは親の年収ではない。大切なのは、親が子どもの成長を優先順位の1位として位置づけ、本気で全てを投げ捨ててでも命がけで子どもの教育に取り組む覚悟があるかどうかです。

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